実証学の代表にして、歴史の証明者
さて、日本の大学に於いて教えられている学問の中から、まず始めに紹介するのは、考古学です。考古学とは、即ち実際に残されている「過去の遺物」を研究することによって、歴史の証明をすることを目的とした学問になります。恐らく、多くの人が考古学と聞いてイメージするのは、遺跡を発掘しているような姿ではないでしょうか?もちろんそれも間違いではなく、遺跡などを発掘することによって「過去の遺物」を見つけ出すというのも、この考古学に於いて重要なファクターとなっているのは間違いなく、これらの発掘作業によって、言い方はおかしいですが「新たな過去の遺物」を見つけなければ、新しい理論を形成していくことはできないでしょう。しかしながら、考古学の本題というのはそこにはありません。その発掘作業などに絡んで、よく発掘された土器などに関して「これはいつの時代のものと考えられ……」という報道が当たり前のように為されていることに、疑問を感じたことはないでしょうか?そう、ではなぜ土器やその他のものを見ただけでそれがいつの時代のものであるか分かるのか、それが考古学の成果の1つであると言えます。多くの場所から発掘された土器などの遺物を、地層やその他の要素からいつの時代のものであるか統計し、それらがどういった時代背景のもとに形成されたのかを追求するのが、考古学の追求要素であると言えるでしょう。これらのことから、考古学というのは「実証主義」であると言うことが言えます。これは、証拠なくして結果なし、ということを体現した主義であります。例えば、誰かが突然「実は鎌倉時代は1192年から始まったんじゃなかった」と言い出したとしても、証拠がなければ信じられるものではないでしょう。しかし、そこに何かしらの文書などによる証拠が加われば、一転してそれは信用にたる論へと昇華するのです。(ちなみに、最近では鎌倉時代は1185年からだと言われているらしいです。)歴史学が歴史書を書くためのペンであるのならば、この考古学による実証はインクです。どちらかが欠ければ、その信頼性は一気に地に落ちてしまうでしょう。そこでここからは、そんな考古学において大きな議論を読んだ4つのものについて、それぞれ紹介したいと思います。エジプトの「ロゼッタストーン」、ヨーロッパの「死海文書」、ギリシャの「イーリアス戦争」、そして「アル・トゥール文書」の4つについてです。いずれも世界史に絡む要素ですから、教養として是非知っておいても損はないでしょう。
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